泉 麻衣子 　Maiko IZUMI　（ピアニスト、音楽博士）

 

京都市立芸術大学大学院音楽研究科 博士(後期)課程修了。 シューマンの後期作品に関する研究を行い、 学位論文「R. シューマンの《暁の歌 Gesänge der Frühe》Op. 133 ― 標題の象徴表現からみる作品解釈 ―」及び、研究に関する博士学位申請ピアノリサイタルにより、博士号(音楽)を取得。「学術研究を集約した質の高い芸術性」と高く評価される。大学在籍時に大学派遣交換留学生として、ドイツ国立フライブルク音楽大学大学院にて研鑽を積む。 数々の演奏会に出演し、Baden-Württemberg州より奨学金を取得。オーディションによりアルフレッド・ブレンデルによるシューベルトソナタ解釈セミナー公開マスタークラス（ドイツ、学費全額免除）に選抜され、マスタークラス開催の間代表して演奏を行い直々に教えを受ける。

 

現在、東京藝術大学大学院非常勤講師、演奏研究員、京都市立芸術大学大学院ピアノ科非常勤講師、同大学大学院授業伴奏員、神戸常盤大学非常勤講師として後進の指導に当たる。京都市立芸術大学及び大学院にて、名誉教授阿部裕之氏の助手を務め、全門下生への指導を受け持つ。​全日本ピアノ指導者協会ピティナ・ピアノコンペティション、日本クラシック音楽コンクール全国大会、アルカスジュニアピアノコンクール、他各種音楽コンクール審査員。 海外招聘指揮者、ピアニスト等マスタークラス定期独語通訳者。 日本演奏連盟、全日本ピアノ指導者協会、各正会員。

 

日本演奏連盟・文化庁主催新進芸術家育成プロジェクト・リサイタル於大阪いずみホール開催。日本芸術センター主催コンクール受賞者リサイタル於神戸芸術センター芸術劇場等多数開催。ヤマハPTC演奏会最優秀賞受賞者推薦演奏会於大阪ザ・シンフォニーホール出演。期待の音大生によるアフタヌーンコンサート於東京JTアートホール選出。学内演奏会、各種新人演奏会、定期的な博士リサイタルをはじめ出演多数。近年第一回文化庁助成博士号取得者によるレクチャーコンサートを行い好評を博す。 

​幼少より在住していたドイツにてピアノを始め、ドイツ青少年音楽コンクールデュッセルドルフ第1位(最年少)をはじめ、ヤマハPTC最優秀賞、日本ピアノコンクール感動賞、日本クラシック音楽コンクール最高点、兵庫県学生ピアノコンクール金賞、独唱独奏コンクール金賞、宝塚ベガ学生コンクール第2位、日本演奏家コンクール第3位、万里の長城杯国際音楽コンクール、宝塚ベガ音楽コンクール等上位、他受賞多数。

大学在籍中より室内楽にも積極的に取り組み、十年以上に亘り大学授業伴奏を務め、著名な音楽家らより薫陶を受けている。長江杯国際音楽コンクールでは、優秀伴奏者賞を受賞。東京藝術大学、京都市立芸術大学、兵庫県立西宮高校各オーケストラ、神山管弦楽団、PAC兵庫県芸術文化センター管弦楽団等と共演。

後進の指導においては、門下生の大学内演奏会選出やコンクール優勝者、受賞者輩出。ベーテン音楽コンクール一般部門全国第1位により優秀指導者賞を受賞。

 

フライブルク音楽大学、パリ・エコールノルマル音楽院アカデミー等で、アルフレッド・ブレンデル、故イェルク・デームス 、エレーナ・リヒテル、パスカル・ドゥヴァイヨン、ブルーノ・リグット、ギレアド・ミショリ、アンナ・マリコヴァ等各氏のマスタークラスを修了。これまでに、若林さつき、轟木裕子、迫昭嘉、ミヒャエル・ロイシュナー、阿部裕之各氏に師事。音楽学を龍村あや子、柿沼敏江、藤本一子の各氏、ピアノ重奏を俣野修子氏、室内楽をブルーノ・シュナイダー(ホルン)、シルヴィー・アルテンブルガー(ヴィオラ)、タテヴィク・モカツィアン(ピアノ)各氏、チェンバロを中野振一郎氏に師事。 

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公式ウェブサイト

https://maikoizumi.wixsite.com ​

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